スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

延辺・延吉の紹介

延辺とは、中国の吉林省にある、朝鮮族自治州のことです。そして、延吉とは、その自治州の州都。あまりいい地図ではありませんが、場所はこちら。

地図

ロシア、北朝鮮との国境に近い町で、町は朝鮮語を母語とする朝鮮族、そして普通の中国語を母語とする漢族と、大きく二つの民族が暮らしています。街の看板も中国語と朝鮮語、両方で併記されています。

教育についても朝鮮語で教育がおこなわれる朝鮮族の学校と、中国語で行われる漢族の学校と二つがあります。朝漢二つの民族が暮らす街なのです。

私はこの延辺で2年程日本語を教えていました。(青年海外協力隊という団体の派遣でいきました。)そしてこのブログは、その時書いていたものを載せたブログです。

左の最新の日記やカテゴリから読みたい記事をクリックしてよんでください。また、99-01年ごろに書かれた日記を中心にアップしているので、今の延辺や中国とはずいぶん変わってしまった所も多いと思いますがご了承ください。
スポンサーサイト

テーマ : 日々出来事 - ジャンル : ライフ

はじめての買い物 in 北京

中国で本当に悩まされたのが、買い物。時に延辺では値札がついていないことがほとんどだったのではじめは本当に大変でした。日本のようにスーパーがあればいいのですが、当時はなかったので…。

さて、中国でのはじめての買い物は北京でした。デパートでは、まず店員さんに伝票を書いてもらい、それをレジに持っていってお金を払ってからまた店員さんのところで商品をもらう、というシステムにびっくり。そして、お店の商品が埃で真っ黒になっていたり(北京は埃が多い)、プラスチック製品など泥がついていたりするのにもびっくり。でもそんなのはまだ序の口でした。問題は市場です。値札もないし、値段の交渉からしなくてはいけないのです!

市場での買い物初体験は、北京での1ヶ月の語学研修中でした。(私はJICAの「青年海外協力隊というボランティアとして中国に行っていました。協力隊では、派遣国に到着語、しばらく首都等で語学訓練をしてから任地に派遣されます。)そのとき私たちに中国語を教えてくれていた北京55中学の先生たちが、「市場での買い物体験」ということで、近くの農貿市場(野菜市場)に連れていってくれたのです。

市場は青空市場。自転車の前に荷台がついている荷自転車(?)に野菜をいっぱい積んだ人たちがやってきて、広場いっぱいに野菜や肉、果物が並んでいます。日本でも市場で買い物なんてしたことのない私はもちろん買い方なんて分からなかったのですが、先生達がいろいろと買い物のし方を見せてくれました。…見せてくれただけで詳しくは教えてくれなかったのでよく分からないのですが、「どうやら1斤(500グラム)の量り売りらしい」ということと、「交渉をしなくては行けないようだ」ということはよく分かりました。

次の日、好奇心の塊のような性格の私は、早速早起きし、授業前に市場へ出かけてみました。(市場は午前中しかない)さすがに早すぎたのかまだお店は本の一握り。帰ろうかなあと思っていたのですが、ちょっと変わった桃(たぶんネクタリン。中国語で油桃という名前だと後で判明)を売っていたお兄さんが盛んに何か言っているので、よし、ここで買おう、と思いきって「多少銭?(いくらですか?)」と一言。なんとかお兄さんが「1斤1元」といっているのが分かりました。1斤の桃って一体どれくらいなんだ????と思いつつも、とりあえず一番少ない1斤をお願いしました。

早速桃を袋に入れてくれるおにいさん。おっといけない、交渉した方がいいのかな?と思ったのですが、交渉なんてどうやったらいいのかも分からず、とりあえず習ったことのある「能不能便宜点ロ馬?(少し安くしてもらえますか?)」といってみるとなんと! にっこり笑って威勢のいい北京なまりの中国語でお兄ちゃん、ぽんぽんといくつか桃を袋に入れてくれました。すごく緊張していたのですが、やさしいお兄さんにほっとし、自力で市場で買い物ができたことに自分でもびっくり、同時にすごく自信がつきました。

この後自信のついた私は買い物が怖くなくなりました。そうそう、先輩に教えてもらった中国の買い物の秘訣、少しここに紹介しておきます。

・いくつかの場所で値段を聞き、まず相場をたしかめる。
・言われた値段よりずっと安い値段で、この値段でいいか聞いてみる。店員さんがすごく機嫌がわるくなったら、そんなに安くはないということ。店員さんが怒るの覚悟でめちゃくちゃ安い値段から交渉してみたほうがいい。
(怒っても意外とけろっと機嫌が直るので大丈夫)
・交渉すればなんでも安くなるわけではない。とりあえずなんでも安くなるか聞いてみること。何度聞いても負けてくれずお店の人が怒り始めたらその商品は掛け値なし、定価で売っている商品だということ。
・お店の人が怒りはじめたら他のお店で買えばいいだけだからお店の人を怒らせるのをおそれてはいけない。

この先輩のアドバイスをもとに少しずつ買い物のこつを覚えていきました。お米たった数斤買うのに交渉して、お店の人を怒らせたりしながら、野菜は普通一人分買う時は言われた値段で買うんだな、とか。

そういえば、普通たった1斤の油桃を買ったくらいじゃおまけしてもらえません。はじめて市場へいった時油桃を売ってくれたお兄さんは、よっぽど気のいい人だったんだろうと今になっておもいます。

テーマ : お買い物(通販含む) - ジャンル : ライフ

幸会

日本と延辺って不思議な関係です。
恋人が、家族が、友達が、日本に行っているって人、さらに「日本に行ってたんだよ~」なんて人は、延辺中どこにでもいます。

日本語のできる友達と一緒にご飯を食べたある日の帰りのこと。「客がいないから1人2元でいいよ。」というので、タクシーに乗りました。と、私達の日本語を聞いて運転手さん、いきなり日本語で話し始めました。びっくりしてる私達に、「たばこ、いいですか? …日本で船乗りをしてました。」と運転手さん。なんだかいい人で、「北海道以外は全部行きましたよ。」と日本語混じりの中国語で思い出話をいろいろしてくれました。「シンフイ」「シンフイとしきりに言うおじさん。意味がよくわからないから聞き流してると、友達が「意味わかる? 『幸会(シンフイ)』って、『会えて嬉しい』って言ってるんだよ。」と教えてくれました。大学の前で停めてもらうと、おじさんは「いろいろ話せて嬉しかったから、お金はいらないよ」とまた薄暗い夜の延吉に消えていきました。

これだけの話だけど、なんか私も、こんな運転手さんに会えて嬉しかったのです。

テーマ : 田舎暮らし日記 - ジャンル : ライフ

延吉探検、西へ東へ

ロンドンは街の西が「ウエストエンド」、街の東が「イーストエンド」といって、それぞれ雰囲気が違います。西はショッピングで有名なオクスフォードストリートがあったりと、比較的裕福な人が住むといわれていて、東側はというと庶民的な下町、どちらかというと労働者階級の人達の住む街というイメージがあります。アメリカのことはよく分かりませんが、ニューヨークでも「ウエストサイド」「イーストサイド」という呼び名があるように、結構街を東と西とに分けて考えることって多いのではないかと思います。

…と話がそれてしまいましたが、私が住んでいた延吉の街も、東と西とでは少し雰囲気が違います。東には漢族が多く住んでいて、西には朝鮮族が多く住んでいるから。そんなわけで西に行くと朝鮮語がよく聞こえ、朝鮮料理のお店も多く、東に行くと漢語がよく聞こえてくるようになります。

そんな街の様子をよくあらわしているのが延吉の「東市場」と「西市場」。延吉の2大市場なのですが、東市場はその名の通り街の東にあるため、漢族の世界。お店の人もほとんどが漢族です。市場の上には食堂やリサイクルショップなどが並んでいて、食堂の食べ物はほとんど中華。餃子やワンタン、蘭州ラーメンという中国西方の麺料理などが並んでいます。漢族には仏教を信じる人が多いのでしょうか、仏像やお香なども東市場でしか手に入りません。それに対して西市場には朝鮮族の店員が多く、キムチや朝鮮料理の食材、朝鮮族の民族衣装、韓国製品や北朝鮮グッズなども並んでいて、それ目当ての観光客もよく目にします。私が住んでいたのは街の西側、すべての用事は西市場で住んでしまうのですが、時々「中国らしさ」「漢族の世界」を求めて東市場まで買い物にいったりしていました。

ところで、延吉をたつ少し前、街の隅々まで見ておきたい、とバスの終点まで行ってみるツアーをしてみたことがあります。37番だったでしょうか、延吉の東の端まで行くバスに乗ったことがあります。いったいどんなところへ行くのか、ドキドキしながらのりました。東市場を過ぎ、バスは廃材でできた掘建て小屋のようなものの並んだ市場の前を過ぎていきます。家々はすべて平屋建て、行き交う人達はほとんど漢族だというのが見るだけでわかります。さすがの私も買うのはためらってしまうような殺伐とした風景の市場の向かいに、小さな教会があったのがとても印象的でした。さらに進むと廃品回収業者の集落に入ります。朝鮮族は肉体労働を嫌うので、こういう仕事をする人はほとんどが漢族だと聞きます。。建物の入り口にはすべて「福」という字の書かれた紙が張られているので、どこも漢族のうちだというのがわかります。家の作りも四方を壁に囲まれた感じの漢族の家。その庭にはペットボトルやダンボールといった拾ってきたゴミが高々と積み上げられています。まるでゴミの中に家があるような風景は、ショックでした。彼らがゴミを拾ってくれているおかげで、13億人の住む中国のゴミのリサイクルが成り立っているんだと思いながら通りすぎました。

そこを通りすぎると、もっと小さな家々の並ぶとおりを通り、しばらくすると少し開けたところにでます。街の中心からたった20分ほどの旅ですが、ここが延吉の東の端。たどり着いた先は精神病院でした。背後にはなだらかな丘が見えます。他には何もないのでまた今度は中心行きのバスに乗り換えて中心へもどりました。

街の西の端にも行ったことがあります。街の中心からは4番のバスで20分から30分ほどだったでしょうか。延辺大学の前を過ぎ、氷川ビールという延吉のビール会社の前を過ぎ、ずっと進んでいくと町の東につきます。こちらはそれほど印象に残っていないのですが、途中水はけの悪い道があって、大雨の降った後などは大変だったような気がします。終点は畑に囲まれた集落だったような気がします。オンドルの煙が煙突から漂い、タクシーがつけたわだちの残るぬかるんだ道で子供たちがのんびり遊んでいて、なんとなく懐かしいような、ちょっと寂しいような、そんな感じのするような家並みでした。

はじめての買い物・延吉編

北京での1ヶ月の語学研修が終わり、いよいよ任地の吉林省延吉市に派遣された私。本格的に買い物をしなくてはならなくなりました。幸い隣室にすんでいた韓国人教師のSさんがとても親切で、頼む前から「買い物ついていってあげるよ!」と買い物にも付き合ってくれました。

Sさんは韓国版「JICA」である「KOICA」という団体から派遣されていたボランティア。彼は私が派遣されて1週間で他の街に転勤していったのですが、それまでの1週間、延吉でのサバイバル術をわたしにみっちり伝授してくれました。

…というわけで、延吉でのはじめてのお買い物はSさんのガイド付き。一緒にバスにのって、延吉最大の西市場へ行きました。バスを降りてまず目に付いたのは、洗面器に巻き寿司のようなもの(キムパップという朝鮮風海苔巻)を入れて売っているおばさんたち。洗面器に入った商品を頭の上に載せて移動しているのを見たときはちょっとびっくりしました。(朝鮮族の人達はこうやって荷物を頭に載せて運ぶ習慣があるみたい。若い人はあまりしないけれど…)

そして耳についたのは、「サシオー!!」という言葉。お店の前を通りすぎる時、お店のおばちゃんたちが「サシオー!!」と声をかけてくるのです。 日本だとお客さんに「安いよ~」と声をかけることがおおいので、朝鮮語の「サヨ(安い)」の活用形かな?と昔かじった朝鮮語の知識を思い出してなっとく。でもあとで「買って!」という意味の延辺方言だと聞きました。

そんな民族色あふれる市場の様子をひとしきり案内してくれたSさんがいうには、市場で買うと不良品が多いということ。次に彼は延辺のデパートめぐりをしてくれました。韓国系デパートなど延辺にはいくつかデパートがあり、そのひ欲しかったものは全部手に入りました。クーラーのないデパート、エレベーターの止まったデパート(→よく壊れている…今いるイギリスの街でもそうだけれど)に驚きながらスムーズに買い物を済ませることができました。

さて、はじめてのお買い物はS先生が通訳してくれるのでほとんど難なくできましたが、S先生は1週間後に別の町へ行ってしまったため、その後は結構大変でした。中国語はあまりできないし、その上私の中国語が下手なので、延吉に多い韓国人留学生と勘違いされ、お店の人が朝鮮語で話しかけてきたりとますます私の頭は大混乱してしまうし、言葉以外に問題だったのは、どこに何が売っていあるのか、それ以前に私の欲しいものが果たして中国に売ってあるのかどうかがわからないということ。また、私が赴任した当時はスーパーなんてまだ延吉にはなかったので、すべては市場…。野菜等は売り場がわかりやすいのでよかったのですが、砂糖や胡椒が市場の一体どこにあるのか、何がどこに売られているのかを探し出すことからのスタート。
また、商品に値札がついていないので、いろいろな市場で値比べをして、だいたいの相場を調べ、それから値段の交渉…。生活費は学期末、北京にいった時しかもらえない…しかも北京までは汽車で29時間か飛行機だったので、できるだけ安く買い物をしたかった私は下手な中国語で四苦八苦しながら買い物をしたのを覚えています。(でもかなりぼられてしまった…)

でも、これもいい経験でした。お店の人とのやり取りでずいぶん会話の練習になったように思います。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

延辺の人はサウナ好き

他の中国各地がどうなのかは知りませんが、わたしの住む延辺の延吉市には結構、銭湯ならぬ「サウナ」があります。おふろのない家も少なくないのでたくさんあるのだとおもいます。それから延辺にサウナが多いのはお酒とも関係があるのかも…。延辺では、お酒を飲む時1軒目でバイチュウ(白酒)とご飯、その後ノレパン(カラオケボックス)でビール片手に熱唱、その後ヤンコギ(串屋)でビール片手に語り、ラーメンを食べ、最後はサウナへ行ってうとうと、サウナを出るころには夜があける、というコースになっているのだそうです。そのせいか延辺のサウナの多くは24時間営業です。

延辺のサウナは、中国のなかでは清潔で快適なほうかもしれません。
理由の一つは、朝鮮族がきれい好きだからかもしれません。サウナを常に掃除しています。脱衣所にはドライヤーがあるのですが、誰かが使った後は、すぐ落ちた髪の毛とかを掃除しにくるし、浴室内にも常に清掃員がうろうろしてます。

もう一つの理由は、韓国の影響? 韓国のサウナをまねて内装してあるのできれいなのです。銭湯だいすき日本人なんかが、「北京の銭湯は汚かったけど、延辺のはすごい!」なんていいながら延辺のサウナに入りに来て、感動して帰って行きます。もちろん北京もサウナはピンからきりまであるとは思いますが、延辺では庶民のサウナも比較的きれいだったりします。(…とはいえ延吉でも体を洗っていると大が流れてきたというショッキングなサウナもありますが…)私も自分の部屋のシャワーが時々数週間単位で停まったりするので、よくサウナへいっています。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

中国式テーブルマナー ①

中国といっても広いのでひとくくりにはできないですし、フォーマルな場での食事のマナーには疎いのですが、私の出会った庶民のテーブルマナーについていくつか紹介してみようと思います。

今回は一番驚いたテーブルマナーについて。

その1:ゴミはテーブルに置くか床に捨てる

もちろん高級なお店でこれをすると驚かれると思いますが、普通の食堂ではこれが普通です。
中国の人は、鶏肉の骨などの食べかすを自分のお皿などに置いていると汚いと考えるのだそうです。そこで自分のお皿の外、つまりテーブルの外にじかに置きます。大衆食堂では床に捨てるのもOKです。(ただ床に絨毯のひいてあるようなところではしない方がいいとおもいます。)汚いから床に捨ててと同席者に言われたことも… 

こういう食堂ではテーブルを片付ける時、お店の人がテーブルの上のゴミを床に全部落としながらテーブルを拭き、その後ほうきを持ってきて床を掃く、というかたちで片付けています。だから床に捨てても問題ないようです。

私は中国についたその日、数日後に帰国を控えた先輩協力隊員達とのお食事会があったのですが、先輩隊員達が「タバコの灰を床に捨てている」のを見て目が点になりましたが、先輩隊員は一言「これが中国流だよ。」

でも、都会のおしゃれなお店ではしないでくださいね。田舎者、または教養のない人と思われてしまうかもしれないので。あと、朝鮮族の、お座敷スタイルで靴を脱いで上がるタイプのレストランでは、床にゴミを捨てないでください! 日本と同じように、床は汚さないように食べるのがマナーですから。

その2:お皿(コップ)を洗う

時々取り皿やコップが汚れていることがあります。そういう時中国の人達は、紙ナプキンなどで拭いてから使ったりしています。また、お茶やお水などの飲み物で洗ってから使うこともあります。お茶をお皿に少し注いで、中をすすいで、床にジャーッ。床に絨毯がしいてあったりするところでは、灰皿に捨てたりします。

私はイギリスの中華のお店で思わずお茶でお皿を洗ってしまったことがあります。お茶をどこに捨てるかでここはイギリスということに気づき、恥ずかしい思いをしました。だって雰囲気が中国だったんだもん…

その3:音は気にしない? 

食べる時、日本人ならたいてい音を立てないように食べると思います。ゲップとか、もちろん×ですよね。朝鮮族の人がげっぷしているのは聞いたことがないですが、中国や香港では気にしないみたい。食べてるときに、気持ちよさそうにゲップされると、しかもしょっちゅうだと、ちょっと食欲が…。

また、これは延辺の朝鮮族だけかもしれませんが、ペチャペチャと音をたてて食べることが多いです。ガムも口をあけながらクッチャクッチャと音を立てて食べている人が多いです。私は宴会などで日本流に口を閉じて食べていて、「先生はとても静かに食べますね、もっと音を立てなさい。なんだか見ていておいしくなさそうです。」といわれて困ったことがあります。でも、私にはできませんでした…。むこうの人達にとってはそばを音を立てないようにして食べているかのように見えるんでしょうね。「そばは音を立てて食べるものなんだよ」といわれたイギリス人も、こんな気持ちがするのでしょうか。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

スープの飲み方

今回はスープにまつわるマナーについて。

日本ではスープっていつ食べますか?
日本でスープと言えば味噌汁、ご飯と一緒に食べますよね? 香港ではまずスープのようです。「飲湯先!(まずスープのみなさい!)」とかいわれてスープが出てきます。そこで、まずスープだけを飲みます。

スープを飲み終わったらスープを飲んだ茶碗にご飯を入れ、食事が始まります。そして食事が済んで茶碗が空になったら、そこにまたスープをいれて飲んで食事は終わります。

そんなわけで、日本と違っておわんとちゃわんは同じ、お皿を洗うのも簡単です。

この「はじめにスープ」というのは北京や他の地方で体験したことがないので、多分中国の南の方の習慣ではないかと思います(私の体験したかぎりですが)。また、香港など広東文化圏ではスープを結構重んじるようです。台湾人のクラスメートもそのようなことを言っていたし、中国の東北料理ではそんなにスープを飲むことはありませんでした。でもイギリスにある広東料理のお店ではスープがサービスで最初に出て来たりするお店が結構あります。

このスープ、ご飯の前に飲むせいか、味付けはたいてい薄いです。塩味の薄いお吸い物のような感じ。こういうコース料理では飲んでいる間に料理ができて運ばれてくる、という感じで、スープは日本のつきだしのような感じなのではと思います。

私の彼の家族がうちに来た時も、彼等はまず「味噌汁だけ」を飲んでから食事をはじめます。おいしくなさそうな感じがする&日本のマナーから言うとよくないんですけど…。

ちなみに延辺の朝鮮料理では、スープとご飯は一番最後です。お酒を飲みながらおかずを食べ、その後、一番最後のしめに味噌汁とご飯が出てきます。日本のおじやのような感じでしょうか。味噌汁は石鍋ごとでてくることが多いです。その味噌汁を各自のスプーンで直接すくって飲みながら、箸ではなくそのスプーンでご飯もすくって食べます。味噌汁をご飯にかけて食べることもあります。スープの飲み方も文化によって本当にさまざまだなあと思います。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

お茶あれこれ

お茶についてあまり詳しくないのですが、今回は中国にいたころのお茶についての話です。

まずは私の住んでいた延辺の話から。延辺の人はどんなお茶を飲んでいたかというと、私の知っている朝鮮族の人達はほとんどお茶を飲みませんでした。学生たちに聞いても「お茶は苦いから飲みません」とのこと。みんな普段は白湯を飲んでいました。

ただ延辺がちょっと中国のほかの地方の人達と違うのは、レストランなどに行くと「麦茶」が出てくること。日本みたいだとおもいませんか??? とうもろこしをいったお茶が出て来たりもしました。

延辺はちょっと特殊なのですが、普通は北京以北の地方ではジャスミンティーが一番ポピュラーだとおもいます。そして福建省あたりではウーロン茶、雲南など南の方になるとプーアール茶。変わったお茶としては新キョウウイグル自治区のお茶を飲んだことがあるのですが、小さな粉のようなお茶でなんとも不思議な味がしました。

他によく聞く中国の有名なお茶は「龍井茶」。中国の緑茶です。それから、氷砂糖や杏や乾しブドウなどいろいろなものが入った「八宝茶」というものもありました。

それから特別なレストランでは、お茶用のお湯をを頼むと、1メートルくらいの注ぎ口のついたやかんを持ったお湯係の人がやってきてお茶を注いでくれます。いれる時は勢いよくぴゅーっと水鉄砲のように湯のみにお湯を飛ばすようにしていれてくれるので本当に見ていて楽しいです。急須係がサービス心旺盛な人なら、急須を背中に回して注いでくれたり、いろんな曲芸のような方法でお茶を入れてくれます。うーん、私の説明で分かってもらえるでしょうか? ちなみにこのながーーいそそぎ口のついたやかんでお茶をいれるためには1ヶ月くらいの修行が必要なのだそうです。いいかえれば、以前欧米のウェイターがワインをたかーーい位置からグラスに注いでお客さんをうならせているのをテレビで見たことがありますが、これはそれを発展させたような感じです。

さて、中国人が1日にどれくらいお茶を飲むかですが、なにしろ空気が乾燥していて誇りっぽいので、彼等はいつも水筒のようなものを持ち歩いています。中にお茶の葉っぱとお湯をいれていて、お湯がなくなったらお湯を注ぎ足して、と1日中そのお茶っぱで飲んでいます。

ただ、始めに言ったように朝鮮族の人の多くはお茶を飲む習慣がないようで、たいてい白湯を飲んでいます。また、以前汽車の中で吉林省や湖南省の村からきた人達と話したことがありますが、みんなお茶は苦いので飲まないと言っていました。漢族であってもお茶の本場の福建省や雲南省といった地方を除いて田舎の農村の人達にはあまりお茶を飲む習慣はないのかもしれません。北京の人はよく飲んでいますが…。

中国ではありませんが、以前旅行したことのあるインドネシアでも現地の人達はよくお茶を飲んでいました。北京の人たちがよく飲むジャスミンティーが多くて、中国のものより強い香りがします。びっくりしたのは、インドネシアでは普通砂糖をいれて飲むようです。

ついでに言うと今すんでいるイギリスの人ももちろん紅茶がだいすき。1日4~5杯は飲んでいます。もちろんミルクティーにして飲みます。同じお茶でも国によっていろいろですね。

さらに追加すると、ロシアの人もお茶を飲みます。こちらの話についてはまた次回。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

ロシアンティーとは?

延辺にいたころ、私は外国人教師用の大学のアパートに住んでいたのですが、このアパートは台所と食堂(?)が共同のバス・トイレ付き一間のアパートでした。不便な反面アパートのほかの先生達との交流の多いアパートでした。

以前のパラムにも書いたとおり、このアパートにはロシア人の先生も住んでいて、お料理の好きな社交的な先生だったので時々一緒にご飯を食べたりしていました。そして、食事が終わるとその先生がいつも紅茶を準備してくれます。食事でなくても、会うとよく紅茶に誘ってくれました。

ロシアの紅茶といえば、日本でも「ロシアン・ティー」としてそののみ方が知られているのではないかと思います。紅茶の中にジャムを入れて飲むというもの。私も始めてロシア人の先生と飲んだときはそうやってお茶を飲むのかな、と思っていたのですが、…普通の飲み方でした。

そこで「日本では結構ロシアの人は紅茶にジャムを入れて飲むと思っているけれど?」ときいてみたのですが、ロシア人の先生いわく、そんな風にしては普通飲まないとのこと。

が、ロシア人の先生、お茶を飲みながらジャムを出してきて、「ジャムを食べながら」紅茶を飲み始めました。
そしてロシア人の先生、「お茶には入れないけれど、ジャムを食べながらお茶を飲むことはあるわ。アメリカ人の先生もびっくりしていたけど…」

どうやらロシアンティーでは、「ジャムをなめながらお茶を飲む」のが正式の飲み方のようです。日本で昔塩をつまみにお酒を飲んでいたような感じなのでしょうか。ちなみにロシア人の先生はビスケットを食べながらジャムをなめていました。ジャムの感覚がロシアとその他の国では違うんでしょうね。


テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

-20℃の世界①


わたしのいた延辺では、冬は最低気温が-20度以下になることがありました。 そんな世界の様子をみなさんにお届けしましょう…

1. 窓
 こちらの家は、ほとんどの家が二重窓です。真冬には外側の窓はかちこちに凍り付いて、私の部屋では内側の窓と外側の窓の間に大きなツララができました。冬の間は窓の間は天然の冷蔵庫、時には冷凍庫になります。最高気温が0度以下になったころからでしょうか、窓に付いた霜がとけなくなり、窓が凍り付いて開かなくなります。そして、面白いことに、凍った霜で窓に木のような模様ができます。ロシア人の先生は、「窓の絵」と呼んでいました。毎日模様が変わるので、なかなか面白いです。
 ところで、さっきほとんどの家は二重窓と書きましたが、古いオンドル小屋のような家は、一重です。そういう家はどうしているかというと、窓の外側にビニールをはって耐えています。でもこれはかなり寒い…。ときどき一重窓の小さな食堂がありますが、窓側の席に座ると、体の芯まで冷えてしまいます。一重窓といえば、冬のバスの窓側は最悪。暖房付きのバスでも窓の内側は氷でおおわれていて、つめたーい冷気が流れてきます。一度仕方なく真冬のバスに乗り5~6時間耐えましたが、道の悪さと寒さで死にそうでした。

2. 雪
 ハルピン隊員が、「雪が結晶のまま降って来る」と言うのをきいて、「日本でも結晶みたことあるぞ!」と思った私ですが、寒い日に降ってきた雪を見て、「本当だ!!」と感激しました。日本のものは、結晶が見えてもちょっとかたちが変だったり、すぐ結晶のかたちが崩れてしまいますが、こちらはつんつんの完璧な結晶のまま降って来て、結晶のまま積もります。パウダースノーといいますが、本当にさらさら。新雪はつんつんの結晶のままなのですくうとまるで星の砂のようです。かくかくした結晶のままだからか、日があたるときらきら反射もして、すごくきれいです。雪が降ったあとはたいてい晴れるので、よく私は新雪の中ひなたぼっこをしてました。不思議とさむくないんですよね…乾燥しているせいでしょうか?
 でも、驚いたことに、最高気温が0度以下でも、雪ってだんだん解けて行くのです。不思議ですよね。
 ところで、延吉市では雪について面白い決まりがあるそうです。雪が降ると、24時間以内に家の回りの雪かきをしなければいけないのです。 そのため、大雪の後には市民が一斉に雪かきを始めます。道路もしなくてはいけないので、車を止めて雪かきをするのですが、これが大渋滞のもとなり、タクシーもバスも歩道を走りだします。
 ちなみに雪かきをしないとどうなるかというと、罰金です。さらに、雪かきをしなかった団体、会社ワースト・テンの名前は、地元の延辺テレビに発表されるという徹底ぶり(ちなみにベストテンも発表されます)。そんなわけでみんな一生懸命雪かきをしています。
 この雪かき、小学生も学校の周辺で頑張っています。うわさによると、雪かきの人手のたりない付近の住民は、小学校に頼んで雪かきをしてもらうのだそうです。ちなみに、ただではありません。ちゃんとお金を払うのですが、そのお金、先生達のポケットマネーに!? とか聞いたような… ほんとかどうかよくわからないですが。

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

マイナス20度の世界 ②

今回はマイナス20度の世界がどれくらい厳しいかについて少し。

寒いなんてものではありません! -20℃くらいになると針で刺すように空気がいたくなります。セーターだけで外に出てみると、セーターの網目から空気がちくちくと肌を刺します。コートも風を通さないものが必要になります。

そういえば、冬の中国の映像でマスクをしている中国人をよく見かけるのではないかと思いますが、カッコ悪いとは言っていられません。結構重要なアイテムです。というのは、マスクをしていないと顔がりんご顔になってしまうのだそうです。

モンゴル(-40度くらいまで下がる)や中国の人に、よくほっぺが真っ赤な人がいるのに気づいたことがあるでしょうか?? 本当かどうかよくわからないのですが、あれは冬の間マスクをしないで顔の皮膚を空気にさらしていたせいなのだと聞きました。

マスクにはもうひとつ意味があります。冬になると中国の北の方では暖房に石炭を燃やします。セントラルヒーテイング用に巨大な釜で石炭を燃やすので、まるで産業革命当時のロンドンのように空気はどんよりとすすだらけになります。白いコートは一日で灰色になってしまいます! もちろん、コートだけでなく、顔も、鼻の穴もすすだらけになってしまうので、それを防ぐためにマスクをしている人も多いです。

おまけにもうひとつ…-20度の世界でやせ我慢して薄着をしていると…春頃になって急に関接にくるそうです。もしこれから寒い地方に行く方は、防寒対策には気をつけてくださいね! 

テーマ : 中国 - ジャンル : 海外情報

プロフィール

Xingzi

Author:Xingzi
20世紀末から21世紀初めまで、中国吉林省の延辺朝鮮族自治州の州都・延吉で、日本語教師をしていました。その時の体験記のブログです。
(ブログ内容の無断転載はお断りしています。)

カレンダー
07 | 2007/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最近の記事
カテゴリー
FC2カウンター
フリーエリア
私の旅行記です!

最近のトラックバック
月別アーカイブ
最近のコメント
フリーエリア

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。